2017年9月4日 更新

バンコールのICO【ケインズの理論が仮想通貨に】

イギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズの理論を元に作られた仮想通貨バンコールのICOを紹介します。このICOでは、イーサリアムのネイティブトークンETHを用い、わずか3時間で167億円もの資金が集まりました。

そもそもバンコールって何?

バンコール(bancor)とは、イギリスの経済学者であるジョン・メイナード・ケインズとエルンスト・フリードリッヒ・シューマッハーが1940年~1942年に考えた、国に縛られない通貨です。
第二次世界大戦後の1944年7月のブレトン・ウッズ会議でイギリスが世界経済安定のためにバンコールの導入を提案して討論しましたが、アメリカの合意には至らず、実現には至らなかったという経緯があります。

バンコールプロトコルとは?

この「バンコール」の思想を仮想通貨の世界に取り入れて実現しようとしたのが、バンコールプロトコルです。

イスラエルで2017年設立されたBprotocol Foundationがプロジェクトをリードし、
バンコールプロトコルを推進するためのソフトウェアの開発は、
LocalCoin Ltd.のエヤル・ハートゾグ、ガイ・ベナッティ、ガリア・ベナッティが開発の主要な役割を担っています。

バンコールプロトコルは、イーサリアムのトークン標準、ERC20(イーサリアムのためのRFC)の交換をスマートコントラクトを用いて行うための中間トークンです。
 (19816)

バンコールプロトコルを使うことのメリット

バンコールプロトコルには以下のようなメリットがあります。

・継続的流動性
誰でも時間の関係なく、スマートコントラクトを通じて、購入したり売却することが可能です。

・下位互換性
既存のあらゆるERC20標準トークンに対して流動性と非同期価格発見性を持っています。

・スプレッドなし
一般の仮想通貨では売りと買いでは価格が異なっていてその差額が取引所の利益になりますが、
バンコールの場合はスマートトークンにより計算されるため、売りも買いも同じ価格となります。

・カウンターパーティリスクなし
スマートトークン間の変換のためには、デポジットを入金する必要がありません。

・低いボラティリティ
スマートトークンを確保して大きな市場深度を生み出すことにより、価格変動を押さえています。

・予測可能な価格のスリッページ
価格のずれが事前に計算されて、現在価格に組み込まれるため予測可能です。

バンコールのICOの状況

バンコールのICOは、2017年6月12日に実施され、
イーサリアムのネイティブトークンETHを用いたICOで、わずか3時間で167億円集まりました。
発行されたバンコールトークンの総量は 79,323,978 BNTです。
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