2017年3月30日 更新

荒波にもまれる仮想通貨ビットコインの下落と再浮上

2014年に大手取引所「マウント・ゴックス」の消失事件がテレビなどで大きく報じられ、ビットコインの相場は急落しました。ところが、その後の再浮上についてはあまり取り上げられていません。ビットコイン再浮上のきっかけと今後の見通しについてお伝えします

ビットコインの価格変動性

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浮き沈みの激しさこそがビットコインの特徴

浮き沈みの激しさこそがビットコインの魅力の一つとも言えます。
2009年からスタートしたビットコインは、しばらく価値がまったくない状態が続き、2013年にわずかに上昇、2014年に「マウント・ゴックス」事件で急落しましたが、2015年末から再浮上しています。短期で見ても、2016年12月初めには日本円で9万円程度でしたが、年明けには一気に上がって15万円を超え、直後に10万円代まで急落しました。
一般的な通貨は「中央銀行」が流通を管理しており、価値が安定するように発行量を調整していますが、ビットコインには中央銀行が存在しないため、価格が変わり易いのです。その価格変動性は「金よりも激しい」とさえ言われています。また、市場参加者や取引量がまだ少なく、発展途上の通貨であることも乱高下の一因と考えられています。

「マウント・ゴックス」事件後の再浮上

世界最大規模のビットコイン取引所「マウント・ゴックス」

2014年3月、世界最大規模のビットコイン取引所「マウント・ゴックス」で預かり金が消失し、経営破綻に陥るという事件が起こりました。この「ゴックス・ショック」でビットコインの価格は400ドルを割るところまで落ち込みましたが、6月には670ドルまで回復。その後は再び下落して250ドル前後で推移し、2015年11月に急騰して500ドルを突破しています。
ビットコインの価格が上がる原因としては、中国での需要の高まりが挙げられます。中国政府は2015年8月、人民元の切り下げを行い、通貨安政策を強化しましたが、これに対し、多くの富裕層が資産を海外に持ち出す手段としてビットコインを選んだと言われています。

そもそもビットコインに初めて価値が生まれたのも、中国で買い手がついたことが一因とされています。

注目度も「再浮上」

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まだ一般に普及しているとは言い難いビットコインですが、世界の金融関係者はこれから市場参加者や取引量が増えると見て、対策を進めています。
日本の金融庁はマウント・ゴックス事件終結後にビットコイン関連の法案づくりに着手し、シンガポールの通貨庁は関連技術開発に2億2500万シンガポールドルのプロジェクトを実施。さらに、三菱東京UFjをはじめとする世界の大手金融機関が、ビットコインを支える技術「ブロックチェーン」を応用するベンチャー企業「R3」との提携を決めています。
麻生太郎氏はマウント・ゴックス事件後、ビットコインについて「破綻すると思っていた」と述べましたが、激しく浮き沈みしながらも破綻してしまうことはなく、2017年現在、ビットコインは注目度は再び高まっています。近い将来、ビットコインは多くの人にとって身近なものとなるかもしれません。
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