2018年2月11日 更新

なぜコインチェックのネムが狙われたのか?

今回の事件では、多くの取引所がある中なぜコインチェックが狙われたのか、多くの仮想通貨がある中なぜネムが狙われたのか、ブロックチェーン推進協会の見解を元に紹介します。

コールドウォレット、マルチシグの未導入が原因

1月29日にブロックチェーン推進協会が見解を述べています。
ネムが流出してしまった原因はセキュリティ管理の不備とみられています。
ウォレットにはホットウォレットとコールドウォレットがあり、
ホットウォレットはインターネットに接続されているものでハッキングの危険性が高く、一方コールドウォレットはインターネットから切り離された部分にブロックチェーンの秘密鍵を保管するため、安全性が高いと言われています。
本来は、コールドウォレットで安全に管理しないといけないところを、コインチェックはシステム上導入が難しかったとのことで、ホットウォレットで管理してしまっていました。
また、秘密鍵の管理方法として、秘密鍵の盗難に備えて秘密鍵を複数に分散管理するマルチシグという管理方法があり、セキュリティが高くなるためネム財団はこの方法を推奨していましたが、コインチェックは、即時出金に対応できないこと、オペレーションが増加すること、利便性が低くなることなどから導入していませんでした。

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1位はハッキングで狙われやすい

過去に当時の最大手の仮想通貨取引所マウントゴックスがハッキングされた事例から見ても言えるように、ハッキングをする際に1位のところが狙われやすいというのも理由の一つとみられています
コインチェックは現物取引の取引量が国内では最も多く、取り扱っているアルトコインの種類も国内で最も多いです。
それに加えて、スマホで簡単に仮想通貨を買うことができるなど、初心者にもとっつきやすく多くのユーザー数を集めていました。
世界の仮想通貨取引量のシェアは日本が4割を占めていると言われていて、その中でもコインチェックが最も多いということから狙われやすい条件はそろっていると考えれています。

ネムはまだ若い仮想通貨

ネムは2015年3月にリリースされており、ビットコインと比較するとまだ若い仮想通貨です。そのため、ハードウェアウォレットでも対応しているものがほとんど無く、システム面での懸念等もあり国内ではコインチェックとザイフしか取り扱っていない仮想通貨です。そういう部分も狙われた原因と考えられています。
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