2018年4月23日 更新

ビットコインを採掘するというのはどんなこと?

ビットコインには管理者も中央銀行のような仕組みもなく、同等のpeer同士で連結しているのが特徴です。それにしてもだれかが仮装貨幣を製造発行して正常に流通させていかなければ、普及はおろか無政府状態で市場を混乱させるだけではないか、との疑問も当然出てくるはずです。国の保証もありませんから偽造や盗難もやり放題という事になれば、まず誰も今日まで見向きもしなかったでしょう。それではどうやって正常に運営させているのでしょうか。ここではビットコイン特有のブロックチェーンおよびマイニングについて解説していきます。

採掘者(マイナー)によるマイニング

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実際にはネットワーク上に採掘者またはマイナーと呼ばれる人たちがいて、仮装通過の発行および取引情報を取引台帳すなわちノードに記録し、ブロック保存していきます。個人情報以外のすべての情報はマイナーたちの複数の目でチェックされますから、予想される問題を回避できるしくみになっています。ただし保存は分散されていますから、特定の人物だけが一方的に管理・運営しているわけではありません。

無造作に記録・保存されていくのでなく、ブロックにブロックをつなげて行くには、分散保存されているすべてのノードの適合性を検証していくための作業が必要になります。こうして連結されていく情報台帳なるノードをブロックの形にして連結していく作業をマイニングとよび、連結されたブロックによってできたブロックのつながりをブロックチェーンと呼んでいます。ブロックを見事連結できたマイナーは、ビットコインを報酬として獲得します。

マイニング(採掘)の詳細

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報酬はブロックを連結したマイナー以外に、計算に協力した他のマイナーたちにも新規発行されたものが与えられます。記録として残るノードは正確かつ適合性を持つものでなければなりません。適合性を持たせるために必要な計算は分散されたすべてのノードとも適合していなければなりませんから、計算量は膨大なものになります。

とても1人のマイナーではやりきれない膨大な量にふくれあがった検証作業を、他のマイナーたちの協力を得て進行していきます。そのためにノードはオープンソースを活用して作成されますから、複数の目で検証作業を見守る事になります。そうして厳格かつ適正に検証作業を経て適合性が立証されたノードだけが、ブロック連結されていくのです。検証に協力してくれたマイナーたちへの謝礼として、新規にビットコインが採掘されて市場に運用されていきます。
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検証作業にかかる計算にはコンピューターの計算機能が使われるのですが、マイニングをビジネス感覚でとらえて日夜数字と格闘しているマイナーたちが全世界に散在しています。ここで問題になるのは一度に発行されるビットコインの量ですが、ある程度の基準がないと検証作業もスムーズにいかないのではないかとも思えます。こちらのマイナーはけちで少ししか提供してくれないが、あちらのマイナーは太っ腹だからこちらに協力しようなどという事になったら、とても普及どころか足踏み状態になるのは目に見えています。

そこはさすがによく考えられていて、上限もありますし基準が定められていますから、これでインフレなど深刻な経済不安が生じる事はありません。発行総量も実は設定されていて、一定量に達した時点で発行が終了する事になっています。検証作業も延々と続くものではなく平均10分で完了する程度です。したがって最初に取引情報を提供した人が検証を延々と待たなければいけないといった不毛な作業はありません。

ブロックチェーンが分岐する事もあり得る

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正確かつ厳正に検証作業が行われていれば一本のチェーンで続くはずなのですが、オープンで誰でもブロックが見える形になっていれば、当然悪意あるマイナーたちの目にもふれるはずです。不正発行させて市場を混乱させるという事はないのでしょうか。各国が懸念して早期の法制化を主張するのも実はこの点です。

これだけ複数の目でチェックしていれば、不正は起きないはずと思いたいのですが、やはり中には過去にもさかのぼってデーターを書き換えてしまったり、攻撃をしてきたりする不届き者もいるのです。この問題にビットコインはどう対処しているかと言いますと、もっとも取引履歴がある実績のあるソードにブロック連結する事を基本にしていますから、不正が明らかになった時点で信憑性に欠くブロックは無視されます。

10分おきにブロックは連結されていきますから、実績あるノードに対抗するためにはかなりがんばって計算していかないと、放棄されてしまいます。したがいまして不正が介入する空きはありません。

ブロックチェーンが与える影響

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従来銀行にお金を預金した場合は銀行組織が軽費をかけて守ってくれますが、ビットコインに関しては世界中の何百万人いるかわからないマイナーたちの目で注目されていますから、不正はすぐばれて御用となります。銀行は中央サーバーに記録されて限られた人の目での監視になりますから、セキュリティを強化するために多額な軽費をかけなければいけませんでした。ブロックチェーンはこの問題を解決したのです。

現在ブロックチェーンを導入する銀行が世界レベルで進んでいます。それによりセキュリティ強化だけではなく、海外送金にかかる手間も大幅に短縮されています。一般の人がこのブロックチェーンを見るためには、専用取引所に問い合わせる必要があります。ブロックチェーンが十二分に機能するためには、取引所のセキュリティ強化も重要です。
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