2016年2月23日 更新

ビットコインのコア開発者ギャビン・アンドレセン氏とは

ビットコイン財団の創立時からのメンバーで、ビットコインのコア開発者でもあるギャビン・アンドレセン氏。自らをオールラウンドのGeek(オタク)と紹介するほど人物です。先月、ビットコイン市場に大きな混乱をもたらした「マイク・ハーンショック」、ハーン氏とともに「Bitcoin XT」に携わりならがも、ハーン氏のビットコインへの決別とは異なりビットコインの開発と保守に尽力しつづけているギャビン・アンドレセン氏について調べてみました。

ギャビン・アンダーソン(Gavin・Andresen)とは

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ギャビンアンドレ (生まれはギャビン・ベル[1] )マサチューセッツ州アマーストにベースを置くビットコインのチーフサイエンティスト。 [2] [3]彼は警告キーへのアクセス権を持ち、それはすべてのクライアントに重要なネットワークの問題に関するメッセージをブロードキャストすることができる。[4]

1988年にプリンストン大学卒業後 、 [1]アンドレは、Silicon Graphics(シリコングラフィックス)のコンピュータシステムでの3Dグラフィックス・ソフトウェアに取り組み彼のキャリアを始めました。 [5] 1996年に、彼はVRML2.0仕様を共同執筆し[6]、後でVRML2.0のリファレンスマニュアルを公開しました。[7]

1996年にシリコンバレー去ったアンドレは、初期のボイスオーバー・インターネットのスタートアップのCTO、視覚障害者とその目が見える友達のために対戦式のオンラインゲームを作る事業などを含め、会社の共同設立者としてソフトウェア関連ベンチャーで多種多様な取り組みをしてきました。[5]

2011年4月、フォーブスはアンダーソンの「ビットコインは、人々の通貨を私たちに分散するように設計されています」」から「これは、ゴールドよりも良いゴールドのようです。」と彼の言葉を引用した。 [3]

2014年の前にアンドレは、安定した”インターネットのための通貨”である仮想通貨ビットコインのプロジェクトの開発をリードし安全なを作成に取り組みました。[8]

アンドレはさらにエスクロー型のサービスClearCoinを作成、それはclosed cでもありました。 6月23日、2011年[9]

彼のキャリアの出発点「Silicon Graphics」

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シリコングラフィックス(Silicon Graphics International Corp.、略称:SGI、NASDAQ:SGI)は、業務用コンピュータの開発・製造・販売を行うアメリカの企業である。本拠地はカリフォルニア州マウンテンビューに置かれていた。

コンピュータグラフィックス (CG)、特に3次元 (3D) 画像処理に特化した先鋭的かつ高性能な製品を開発してきた歴史を持つ。同社の製品は1990年代においてCGのレンダリングが群を抜いて高速であり、大規模なモデルもメモリ上で扱えたため、映画産業のCG制作においてデファクトスタンダードの地位を築き上げた。多種多様な計算機環境に普及したOpenGLも、元々はシリコングラフィックスが自社製品向けに開発したIRISGLに由来する
シリコングラフィックスとは業務用コンピュータの開発
同社の日本法人である日本SGI株式会社がある
irisGL とは、Onyx, Indigo2, Indy などのSGIグラフィックス・ワークステーション で使用できるグラフィックス・ライブラリのことです。 現在では、irisGL を他のUNIXワークステーションや、パソコンでも使用できるように したOpenGLが主流となっています。
2D/3Dグラフィックスライブラリ…
携帯電話や車載情報機器などの小型組み込み情報端末向けに、リアルな2D/3D描画機能を容易に実現可能なグラフィックスライブラリです。ルネサス仕様のライブラリと、Khronosグループ*1策定の仕様であるOpenVG™1.1、 OpenGL®ES1.1、OpenGL® ES2.0の各々に対応したライブラリがあります

3Dグラフィックスドライバライブラリとビットコイン

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3DグラフィックスドライバライブラリGallium3D、Bitcoinマイニングに対応

Bitcoinを支えるからくりの一つは、膨大な量のハッシュ計算にあります。Bitcoinマイニングはたった一つのハッシュ値を求めて膨大な計算処理を行う行為で、答えを見出した者は25BTCの報酬を得ることが出来ます(この記事を書いている時点では)。

そして膨大な計算処理といえば3Dグラフィックスカード。
採掘報酬の25BTC、2016年2月18日最安値¥47,843で計算をすると、なんと、1,196,075円。

ビットコインを使った初めての取引で、ピザ2ピース(2枚)が1万BTCでした。
その当時のまま取引相手が1万BTCを所有していた場合、478,430,000円……なんと4億8千万円近くの巨万の富みを得ていたことになります。

参考:http://www.virtualcurrency.jp/?p=157
ブロックヘッダの中のnonceという32ビットの欄があり、この値を変えると、ブロックヘッダのHash値が変わるので、採掘者はnonceの値を取り換えながら、ひたすらブロックヘッダのHashを計算し、ターゲット値より小さな値が得られるまでこの作業を繰り返す。そして、条件を満たすnonce値が見つかると、ブロックヘッダのnonce欄に書き込んで、Proof of Workが終わったので、ブロックをチェインに繋ぎこむことをネットワークに広報する。

今後のビットコインを占う彼の言動

スケラビリティの問題

スケラビリティの問題

ビットコイン・コミュニティの中で最も影響力のある人物のひとり…ギャビン・アンドレセンは、リードディベロッパーでありBlockstreamに所属しているピーター・ウィールが8日に発表した「Segwit: Segregated Witness」を強く賞賛した。…

Segwitはブロックサイズの引き上げとは異なるアプローチから、ビットコインのスケーラビリティを担保するためのアイデアだ。一定間隔で生成されるブロックに格納するトランザクションから署名(Witness; 証拠)を分離することで、現行のトランザクションを最大で25%まで容量を圧縮することができるという。

…ゼロ確認でも完全に安全なトランザクションを行うことができるようになることだ。つまり、トランザクション展性や二重支払いの問題が解消される。…グレッグ・マクスウェルやルークJr、エリック・ロンブローゾなどBlockstreamチームをはじめ、『Mastering Bitcoin』の著者であるアンドレアス・アントノポーラスなど、ビットコインのデベロッパーの多くがこのアイデアを支持…

「Segwitは今までと同様に、同じだけのネットワーク帯域幅が必要になります。”1MB”を伝播させるスピートが今まで同じであれば、それはスケールしたことにはなりません。」ギャビンは問題の解決のためには他の手段が必要であるとし、blocktorrent protocolやrelay networkなどを含むいくつかのプロジェクトを紹介し、またブロックサイズについてもSegwitだけでは解消せず、根本的な施策を講じる必要があると述べた。
リードディベロッパー:(Lead Developer、開発者のリーダー)開発チームのリードを行う、責任者にはヘッド・デベロッパーがいる。

そしてMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアロボへ

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伊藤穰一率いるMITメディアラボが先週発表したプロジェクト「デジタル通貨イニシアチブ:DCI」に「ビットコインビースト」ギャビン・アンドレセン氏らがジョインした。プロジェクトには同氏の他にも、元ビットコインファンデーションの開発者コリー・フィールズ氏、ウラジミール・ファン・デル・ラーン氏がフルタイムで参画…

4月7日にビットコインファンデーションの内部体制をオリバー・ジェンセン氏が告発したことからはじまった。これによりファンデーションの組織体制は大幅に見直されることになり、コア開発チームが分離、他部門の殆どを解散させるなどの再編が行われた。…

アンドレセン氏は、オープンソースの土壌は、単一の企業や個人、組織による支援を受けるよりも失敗しにくい堅牢なものであると述べた。…
Foundation:非営利団体、公益財団法人
…アンドレセン氏をはじめ、コアのメンテナーであるウラジミール・ファン・デル・ラーン氏、開発者のコリー・フィールズ氏も財団を去る…。彼らは新たに、安定したプラットフォームを提供するMITメディアラボのデジタル通貨イニシアチブのメンバーとなった。

…月の始め、役員に選出されたオリバー・ジェンセン氏がビットコイン財団の切迫した財政状況を暴露し、その後財団は、組織をプロモーション部門、開発部門、ビットコイン・プロトコルの標準化を目指す部門の3つに分離する計画を発表…。伊藤氏は…MITメディアラボでビットコイン・プロトコルの標準化を主導する提案をした。…
「Bitcoin XT」によってスケーラビリティ問題を解決しようとしたマイク・ハーン氏、彼の告発により95%の採掘市場を持つ、採掘大手の人間によって阻止されたと劇的に告白しました。背景には中国のインターネット事情がかかわってくるそう。

マイク・ハーン氏はコア開発と縁を切り、Bitcoin XTに関わることはあっても、ビットコインの開発等には今後一切関わらないと宣言しているほど。そしてギャビン・アンドレセン氏は、Bitcoin XTを引き継ぎました。

【サトシ ナカモト】ではないかという声も…

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ビットコイン論文作成者サトシ ナカモトの正体は


いまだに判明していない
ビットコインの父親候補としては…現在のビットコイン・ファンデーションを率いる、プリンストン大学出身のゲヴィン・アンドレセン氏もそのひとり。ナカモト氏が影に消えていったあと、アンドレセン氏は仮想通貨の主任開発者と理論家の両方を兼任していた。アンドレセン氏本人も、我こそはビットコインの創始者なりと何度も繰り返している。
中本 哲史[注釈 1](なかもと さとし、英文表記:Satoshi Nakamoto)は、ビットコインプロトコルと参照ソフトウェアBitcoin-Qtを作ったことで知られる人物の称する氏名。本名かどうかも含め、当該人物の正体は不明。2008年、metzdowd.com内の暗号理論に関するメーリングリスト[2]に電子通貨ビットコインに関する論文を発表し始めた[3][4]。2009年にはビットコインのソフトウェアをネット上に発表し、ビットコインの最初の採掘を行い[5]、運用が開始された[6][7]。

中本は他の開発者とともにビットコインのソフトウェアのリリースに寄与し続け、それは彼のチームやコミュニティとの接触を次第に控えるようになる2010年半ばまで続いた。この頃、彼は次第にソフトウェアのソースコードリポジトリの管理などをギャヴィン・アンドレセン(英語版)に任せるようになり、やがてプロジェクト管理までをも引き渡した[8]。
アンドレセン氏は…サトシナカモトから直接指名され、ビットコインのコア開発を引き継ぎ、数多くのアップデートを行ってきた。ビットコインのコアプログラムをベンチマークしながら研究を行い、劇的なパフォーマンスを次々と打ち出す彼の手腕は、コミュニティの誰もが信頼し「サトシがギャビンだったとしても驚かない」や「株式会社ビットコインのCEOに最も近い男だ」とまで言われている。…
そんなアンドレセン氏は「サトシ ナカモト」と彼が作った論文に対して、素晴らしいプログラマーであることは認めながらも「最先端の暗号研究に対して深く理解していなかった」とばっさりと切り捨てています。

彼自身がビットコイン財団設立時よりからコア開発、保守に関わってきたための発言ですね。同じような指摘は、サトシ ナカモトの候補者と指摘された望月新一氏も指摘しています。

Gavin Andresen(@gavinandresen)さん | Twitter

Gavin Andresen(@gavinandresen)さん | Twitter
Gavin Andresen (@gavinandresen)さんの最新ツイート Chief Scientist, Bitcoin Foundation. All-around geek Amherst, MA
ビットコイン財団のチーフサイエンティスト。オールラウンドのGeek(オタク)。
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