2017年5月25日 更新

ビットコインの進化系仮想通貨!?「ライトコイン」とは?

仮想通貨のパイオニアであるビットコインは2009年の誕生から徐々に認知度を高め、一時期は検索チャートのトップを占めるほど話題となった仮想通貨です。そのビットコインから派生した「ライトコイン」についてご紹介します。

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ビットコインの進化系「ライトコイン」

ライトコインは、ビットコインが誕生した約2年後の2011年10月に公開されました。開発者はGoogle社の元プログラマーであり、中国の最大規模のビットコイン取引所である「BTCチャイナ」CEOのボビー・リーは実の兄にあたります。

ビットコインを元にして作られたライトコインは、同じようにP2Pの取引データを仮想通貨として応用されています。しかし、ビットコインとの最大の違いは、従来のビットコインの欠点を改良した言わば進化派生した仮想通貨と言える存在なのです。

ビットコインとの違いは何?

ライトコインのコンセプトには「ビットコインが金ならライトコインは銀」と言うテーマがあり、改良された仮想通貨として広まっていったのです。ビットコインと仕組みが似ているライトコイン、2つの違いと言うものは何でしょうか?

発行上限がビットコインの4倍

ビットコインは発行上限が2100万となっていましたが、ライトコインは8400万と実に4倍の上限設定がされているのです。発行上限が近づくにつれてマイニング作業が難しくなるのがビットコインの特徴の一つでしたが、上限が4倍となることでビットコインよりもマイニングが緩和されていると考えられます。

マイニングの敷居が下がった

ビットコインは発行するためにマイニングと呼ばれる作業を必要としており、毎日更新される膨大なP2Pの取引データを解析する必要があります。マイニング(解析)作業には高度な演算処理能力を必要とするため、スーパーコンピューターの稼働が不可欠でした。また、コンピューターを起動させるための電力消費量も相当なものとなるのです。

ライトコインのマイニングには新たなスクリプトが採用され、マイニングに必要な処理能力が格段に向上されました。これによってマイニングソフトをPCにインストールすることで市販されているようなパソコンでも事実上マイニングが可能ということになったのです。

ただし、マイニングは膨大なデータの解析作業であることには変わりが無いので、ある程度のマシンスペックが必要となります。

ブロックの生成時間が4倍

ビットコインとライトコインはブロックチェーンと言う仕組みを利用した仮想通貨です。取引、つまりトランザクションが発生することで取引データを認証するためにブロック生成のための時間が発生します。

取引データを更新するためのブロック生成にはビットコインは約10分かかる所、ライトコインは2分半と言う4倍速の速さで完了させることが可能なのです。この生成時間の短縮は、出先での買い物などを考えた場合とても有利であると言えます。

ライトコインの欠点

ビットコインを改良して生み出されたライトコインですが、欠点が無いとも言い切れません。ビットコインよりもマイニングがしやすいことで、流通量は増えて値崩れしやすいと言うことも考えられます。

また、ブロック生成速度が速くなったことでブロックのデータサイズが膨れ上がると言う恐れがあり、生成速度を向上させることでセキュリティレベルに影響を懸念する声も聞かれています。2017年時点ではライトコインによる重大な事件は起きていませんが、可能性としてとどめておくと良いでしょう。

ライトコインのこれからは?

ビットコインの進化した形として登場したライトコインですが、仮想通貨と言う立場からまだまだ発展途上の存在と言えます。ライトコインが登場したことでビットコインがこれからどうなっていくかもまだまだ不透明と言えるでしょう。金と銀で形容されるようにこの2つの仮想通貨がどのように発展していくのか、その進化を見定めていく必要があります。
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