2018年3月18日 更新

ビットコインを補完する次世代型仮想通貨・ネムとは?

コインチェックにより有名になったネムとはどういう通貨なのか

新世代仮想通貨として期待されているネムの特徴と実力とは

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ネムとは2015年にあるエンジニアによって開発され、一般に公開された仮想通貨で、「New Economy Movement」の略語となっています。「ビットコインの後継を担う次世代型仮想通貨」を基本コンセプトとし、ビットコインにおいて指摘されていたいくつかの弱点やデメリットを補完するアルゴリズムを取り入れ、まったく新しい世代の仮想通貨として誕生しました。

ビットコインとの根本的な違いとしてまず挙げられるのは、「分散型ブロックチェーン」を採用している点です。これは仮想通貨にすでに慣れ親しんだ上級者にとっては基本中の基本かもしれませんが、ビギナーが最初につまずきやすい項目でもあります。

大原則として、すべての仮想通貨では仮想ネットワーク上に顧客データ及び個々のトランザクションを記録しています。毎分単位で膨大な情報量を扱うわけですから、当然どのアルゴリズムでも万全のセキュリティ対策を施していますが、従来より主流であったメインサーバー型のデータ処理ではどうしても外部からアクセスポイントを特定されやすくなり、悪意あるユーザーによる侵入を完全にふせぐことができないという致命的な弱点がありました。

そこで、次世代型仮想通貨ではメインサーバー型のデータ管理ではなく、分散処理型のプラットフォームを構築することでシステム全体の脆弱性をカバーしています。次世代型仮想通貨には分散型アルゴリズム以外にすぐれたアーキテクチャが採用されているのですが、それについてはこの次のセクションで詳述します。

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次世代型仮想通貨がビットコインを凌駕すると見られている理由

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ネムをはじめとする次世代型仮想通貨はしばしば、ビットコインなどと比較するかたちで評価されることがあります。ビットコインは言ってみれば仮想通貨のパイオニアのような存在で、ビットコインという大きくて太いひとつの幹からさまざまな新型仮想通貨が生み出されてきたというイメージがわかりやすいかもしれません。

仮想通貨は別名、暗号通貨ともよばれます。暗号通貨に大別してふたつのタイプがあることは意外と知られていないのではないでしょうか。

ひとつ目はカレンシータイプで、ビットコインなどがこのカテゴリーに含まれます。仮想ネットワーク上にあたかも物理的な通貨(カレンシー)が埋められているように考え、それを採掘(マイニング)というプロセスでかき集めることによってコインの獲得権が認められます。地中に埋められた石油や鉱石のように、カレンシータイプの暗号通貨ではコインの発行上限があらかじめ決められており、ビットコインではプログラムによって2100万枚以上は発行されないようになっています。
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一方のアセットタイプはカレンシータイプのようにあらかじめ発行枚数がきめられているわけではありません。また、カレンシータイプではプログラムによって発行上限がコントロールされているのに対し、アセットタイプでは特別な権限をもつ管理者が自分の裁量で自由にコインの発行枚数をコントロールすることができます。ここでメインに御紹介しているネムもアセットタイプに分類され、トークンを発行することによって通貨そのものの価値を保っています。

カレンシータイプとアセットタイプはそれぞれに一長一短があり、どちらが暗号通貨としてすぐれているということではありません。ただ、カレンシータイプと比べてアセットタイプの暗号通貨はトータルの発行枚数を自由にコントロールできるため急激な価値の変動が起きにくく、相場の変化が比較的ゆるやかであるという特徴があります。
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ネムから派生したXEMの将来性とは

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ビットコインの基本アルゴリズムからビットキャッシュという派生種が誕生したように、ネムが構築したブロックチェーン技術からはXEM(ゼム)という仮想通貨が生み出されました。むしろ、このXEMこそが通過としての本体ともいうべきもので、リップルコインやイーサリアム、さらにはビットコインをもしのぐ標準通貨へと大化けするのではないかとプロフェッショナルの間で注目されています。

2015年にリリースされたXEMは当初はリップルコインなどの先発通貨に押されるかたちであまり注目されていませんでしたが、ネムに搭載されたPOIなどの次世代型アルゴリズムによって徐々に業界人気を高め、ビットコインのかげりにともなって一般ユーザーの認知度も急速に上昇されてきたという流れがあります。

こうした追い風に乗るかのように、大都市圏を中心にZEMで決済が行えるバーやカフェが誕生するなど、首都圏ではすでに次世代型仮想通貨をインフラとして受け入れる土壌がととのいつつあります。
ただ、この動きが地方都市に広がり、全国的なムーブメントとして定着するかどうかは専門家の間でも見方が分かれるところであり、今後のXEMの流通戦略次第と言えそうです。
bitclubmining
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