2017年3月12日 更新

ビットコインの問題を明確化したらどうなる

ビットコインには問題があるとか、危険な部分が多いという言葉はよく聞きます。しかし、具体的にどのような要素が危険なのか、問題があるのかは何となくして解っていない人のほうが多いです。そこで、今回はビットコインを扱う上でのデメリットを深く掘り下げていきたいと思います。

■日本でのビットコインのイメージ

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ビットコインが日本で有名になったのはおそらくビットコイン取引所マウントゴックスの破綻のニュースです。ここで初めてビットコインという存在を知った人も多いと思います。もともと、このビットコインが使用され始めたのは中本哲史を名乗る人物が投稿された論文に基づいて、2009年に運用が開始されたものであり、ピア・トゥー・ピア型のネットワークにより運営されてきたごくごく最近のものなのです。

しかし、このニュースで取り上げられたことによりビットコインは危険なものであるという認識がほとんどの方にもたれるようになってしまいました。内容も内容で、約490億円相当ものビットコインが盗まれたことによって破綻したというもので、殆どの方が「ビットコインは安全性が無い」とか「リスクが高すぎて怖いもの」という認識を持つようになってしまいました。真相はいまだに解明されておらず、各国の機関が調査を続行しているようですが、おそらく表に出ることは無いでしょう。日本に本社を置く大手のビットコイン取引所が有名になった理由がこのような大きなトラブルからきているのはあまりにも皮肉すぎます。

怪しい、信用できない、盗まれる可能性が大きい、消されてしまう、といった負のイメージが重なりすぎたため、「何となく怖い」というイメージを払しょくすることが今でもできていません。おそらくこのイメージは消えることはないだろうという説もあります。日本でビットコインが一般の人たちに出回らない最大の理由がこの負のイメージにあるのではないでしょうか。「ビットコインを商品やサービスの対価として受け容れる企業の数は、2015年2月に10万社を超えた」という記載もありますが、投機目的以外での普及率はいまだに低くなっております。

■ビットコインの問題その1 価格変動が激しすぎる

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価格変動狙いの投機で儲ける方々にとって価格変動の激しさは歓迎されることかもしれませんが、一般家庭の品物を購入するために使う人たちにとっては溜まったものではありません。国などから価値が定められていないので、投資金額が高い方々の意のままに操作されてしまうリスクがあり、資産の保管手段として用いるのは法定通貨よりもはるかに危険だと訴える方は多数います。

大きな利益を生み出しやすいのは事実ではありますが、決済手段として考えている方はビットコイン決済を受け付けながら日本円で売上を受け取るためにも第三者のビットコイン決済サービスといったものを使って日本円へ変換できるようにしたほうがいいでしょう。

■ビットコインの問題その2 すべてが自己責任

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ビットコインの問題として記載できるものでも最大級のものはこれかも知れません。政府や中央銀行はビットコインを通貨として承認しているものではないので、トラブルが起こった時の保証がありません。価値が下落したことで大損したとしても、悪質な取引に巻き込まれて持ち逃げされてしまったとしても、ハッキングされて持ち逃げされてしまっても保証してくれるものが何もないのです。

P2P型でコントロールされている仮想通貨は国が管理できるものでもありませんし、コントロールができるものではありませんので、このように自己責任になるのはしょうがない部分ではありますが、ハッカーにデータを盗まれて、ため込んでいたビットコインを失ったとしても何の保証もないものとなってしまってはリスクが大きすぎると感じる人のほうが多いのではないでしょうか。

そうなった時の保険のために、取引所では一部トラブルに対して保証を設けているところもあるようですが、保証を設けないといけないほど、ビットコインは狙われる対象になりやすいので、危険が満載であると言われ続けているのです。

■ビットコインの問題その3 ブロックサイズの問題

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ビットコインを扱う上でちょっと専門的な問題ですが、最大に扱える取引量は7tpsしかないので、取引量限界に近いという声があります。他の決済サービスのpaypalの平均約100tpsやクレジットカードVISAの平均約2,500tpsよりも圧倒的に少ないので、容量オーバーの可能性が高いのです。実際に容量オーバーになると、取引の確認が遅れるようになってしまったり、長期的には取引できなくなる事態も引き起こされるかも知れません。

ブロックのサイズを引き上げたり、取引自体のサイズを少なくするといった方法をとることで解決できるとされておりますが、これらの問題を直近でどうにかできるものではない複雑なものと専門家も匙を投げているので、解決策の模索に今でも多くの方が翻弄されているようです。

■ビットコインの問題について まとめ

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ビットコインの問題をいろいろと記載しましたが、取引所といったところの信用度次第のところが大きく、極論を行ってしまえば、銀行だって破綻することもありますし、国内通貨の信用が無くなることだってあります。つまり、問題は最も信用できるところを見つけられるかどうかなのかもしれません。
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